■エルニーニョ現象
知らないという人は少ないと思います。
エルニーニョといなんとなくおもしろい語感から名前を覚えてしまったという人も多いはずです。
異常気象と思っている人がいますが、エルニーニョ自体は昔からあった現象です。
大規模なエルニーニョも数年に一回は起こっており、特別な現象ではありません。
エルニーニョとは南米ペルー沖の海水の温度が高くなる事を指しています。
たったこれだけの事ですが、これが世界中の気象に影響してしまうのです。
このエルニーニョは日本には冷夏や豪雨などをもたらしますが、
どうしてはるかに離れた南米の海水温度上昇が日本の気候に影響してしまうのでしょうか??
海水の温度が上がると、その上空の空気が暖まります。
暖められた空気は上昇します、このことによって上昇気流が生まれます。
この空気は昇っていくときに水分もたっぷりと含んでいます。
そのことによって大量の雲が発生し、南アメリカなどに大雨を降らせます。
一度上昇した気流は必ずとどこかに降りていきます。
この気流が降りる場所は、太平洋の中でも太平洋高気圧が発達するあたりです。
そのために、太平洋高気圧が押され東にずれてしまいます。
これが日本に冷夏・豪雨をもたらす原因です。
太平洋高気圧がずれた結果、西日本に湿った空気が流れやすくなり冷夏・豪雨をもたらすのです。
そして、ペルー沖の逆に西太平の海水の温度が下がってしまうことも、冷夏の原因になります。
エルニーニョという言葉はスペイン語で神の子という意味です。
これはクリスマス直後にエルニーニョ現象がおきやすいためだといわれています。
逆に海水の温度が下がるのを「ラニーニャ」といいます。
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